コンニチハ、津金澤(tug)です。

非常に長くなりますので、

「以下本題」以降をお読みください。

では、はじまりはじまり、(NISおまたせ)

あの日は、丁度今日のような日でした、風が強くて雨がポツポツと降っていました。

私は傘も差さずに日比谷公園の噴水広場で黙々とハイクオリテイパースを作っていました。

その時です、背後に人の気配を感じ私は静かに振り返りました。

男が立っていました。60歳後半位の身なりの汚い男でした。

一見して彼の目は窪んでいて、 いったい何処を見ているのかわからない眼をしていました、

只、私を見つめている事には間違い 無いと感じました。

彼はボソボソと言いました、「私はパースの神だ、貴様に力を授けてやろう・・・」と、

次の瞬間彼の眼はあたりを白一色にするほどの光りを放ち、その光が消えるとほとんど同時に

空が割れる程の雄叫びを上げました。

私は気を失っていました。降り続く雨に濡れながら広場に横たわり、誰かに体を揺すられ、うっすらと

目を開けるとそこには、60歳後半位の身なりの汚い男が私の顔を覗き込んでいました。

正確に言うと覗き込んでいるように見えたと言うべきでしょうか、

一見して彼の目は窪んでいて、 いったい何処を見ているのかわからない眼をしていました、

只、私を見つめている事には間違い 無いと感じました。

彼はボソボソと言いました、「私はパースの神だ、貴様に力を授けてやろう・・・」と、

次の瞬間彼の眼はあたりを白一色にするほどの光りを放ち、その光が消えるとほとんど同時に

空が割れる程の雄叫びを上げました。

私は気を失っていました。降り続く雨に濡れながら広場に横たわり、誰かに体を揺すられ、うっすらと

目を開けるとそこには、60歳後半位の身なりの汚い男が私の顔を覗き込んでいました。

以上のようなやりとりを日が暮れるまで何十、何百と繰り返していくうちに私はある事に気づきました。

「さっきから同じことしてる」

正に真理でした、人類が戦争を絶え間なく繰り返すように、私も同じことを繰り返していたのです。

人類のサガとも言うべき行為に私自身が終止符を打つことができれば、もしくはこれは私が人という存在を超え

「神」になることが出来る。そう確信したのです。

「俺はパース王になる!」

そう叫んですぐに小さい声で

「王じゃなかった神だった」

と、つぶやきました。ツウィートもしました。

まぁ、そんなわけで、「次は体揺すられてもおきないもんねー」なんつってまってたんすよ。

でもね、来ないの、彼いつまでたっても揺すりにこない。雨は降り続けるし、早くしてくんないかなー

なんて考えてたらさもうガマンできなくてうっすら目開けて探ってみたのね、

そしたらさぁ、もうビックリですよ。オニギリ食べてやんの、しかも二人で、結構楽しそうでさ、またその

ツレがスンゴイ美人さんでさー、「オイオイ、まじかよ、なにやってんの?早くしろってー」って思ったんすよ

しかもさ、多分気づいてんのね、俺が起きてるの。

たまにコッチちら見してクスクス言ってんの、

さすがに腹たちましたよ、ガバーって起きてその二人に

「ふざけんなよー!なにやってんだバカヤロー!」って言ってやったんですよ、

久しぶりに大声だしたから頭クラクラしちゃいましたけどね(テヘペロッ)

そんで最悪なのがさっきまで広場で寝てたヒゲのニイチャンが急に起き上がって怒号を吐くもんだからさ、

周りの目がアレ、「変な人をみる恐怖と憐みを持つ複雑な目」してみてくるんすよ、

違うんだー!って思って原因の二人に助けを求めようとしたらさ・・・

おんなじ目してこっち見てるの・・・

いやー、傷つきましたね。なんなのオレ?ってなっちゃいましたよ。もうわけわかんなくて

「俺がお前で、お前もお前、あれ?俺どこいった?」状態ですよ。アベコージね、

そんなんでオタオタしてたらアイツ俺に近づいてきてね「コレ、お前にやるよ・・・」ってハンカチ出してきやがんの

コマイヌみてーな顔してハンカチ持ってんじゃねーよって思ったんだけど、なんか少し嬉しいのと恥ずかしいのも

あったんで「お、おぅ、アリガトな・・・」って言っちゃんですよねー、アイツもなんか照れてたみたいで

「洗わないで返してもいいからよ、」ってカッコイイこといった瞬間、

眼がビカーって、

「あー、だめだ、またやられたわ、こりゃ勝てねーわ、完全に家に帰れないパターンだわ、もうずっとコイツのターンだわ、あー、まじでどーしよー・・・・」

って、フワーっと考えながら気を失ってね、

「もういいや、アイツに勝つまでトコトンやってやるわ、今日土曜だし、最悪朝までやってやるわ」と覚悟を決めたんですよ、実際、金曜だったんですけどね。

はい?あぁ、遅刻しましたよ。もちろん遅刻。「遅延です」っていったらすぐばれましたよ。

まぁまぁ、それは置いといて、

何が悲しいって、それっきりだったの。次が無かったの。なん帰っちゃったみたいでー、いや体は揺すられたのよ、

んで「キター」って思って、ビックリさせようと思って「オラーっ!」って大声だして飛び起きてやったら、アイツじゃなくてオマワリさんなの、オマワリさん例の目して「だいじょぶかー?キミー?」だって、思わず

「いや、はぁ、ダイジョブっす」って言って顔真っ赤にしてダッシュで逃げたら後ろから

「オーイ待って待って、ダメダメー」ってオマワリさん言うの、こりゃ待っちゃダメな「待って」だなってすぐわかりましたよ、怖い顔してたもん。だから逃げた。全力で逃げた。皇居のお堀がある出口まで全力で逃げて信号無視して駅まで逃げ切れると思った瞬間、出口脇の交番のオマワリさんにアメフトばりのショルダータックル!

道路手前まですっこけて危うくハネられるとこでしたよ、なにしてくれんのオマワリさん。

そんな感じでめでたく御用となりまして、住所とか名前とか、なんであんなとこで寝てんの?とか腕まくりさせられてヒジの裏みられたり、変な機械に息吹きかけたりして、なんとか誤解がとけたみたいで、「最後にここに母音押してー」って言われておとなしく指を真っ赤にした瞬間、オマワリさん、目深にかぶった帽子をあげて

眼がビカー!

って・・・

最初からわかってたんですよ。実は。だから目つぶってました。余裕です。ぜんぜん眩しくない。

ざまぁみろって思うと口もとが上がりましてね、ニヤニヤしながらそいつに顔向けてたんですよ。

そしたら、すごいチカラなの。オレのまぶたグワーッ!て開けようとするの。

つづく。(部分的にフィクションですが著者はオマワリさんから逃げたことはありません)

以下本題

読んでしまった方はご苦労さまです。

読まなかった方は無駄な時間を費やさなくて幸運です。

さて、トップの写真は湯島天神の狛犬です。

湯島天神の神様は勉強する人を応援してくれる神様です。

今、意匠計画では「ハイクオリティパース」という既存商品より数段グレードをあげた商品開発に向かって

全社員で取り組んでいます。

この目標達成の為、恐らく世界中で使用されているだろうCG製作ソフトの3dsMAXを勉強中です。勉強中とは

いえ既に目標達成への見通しがつく程の作品も生み出されています。次回の弊社DMにも掲載されますので

是非ご期待ください。

3dsMaxは手描きの絵で例えるなら「筆」です。当然筆が良いだけではいい絵は描けません。(ここで言う「いい絵」とはリアリスティックでありながら個性や創造性に富んだ空気感のある絵としておきます)

ではいい絵を描くには他に何が必要でしょうか?

「技術」「観察力」ですね。

技術は知恵を絞りながら努力を重ね身につけましょう。少し時間が掛かりますけど成功者は大抵努力を惜しみません。

問題は「観察力」これが簡単なようで難しい。でも簡単。観察は見ることですよね

でもひとえに「みる」といっても

見る、看る、観る、診る、視る、いろんな「みる」があります。

どれでもいいんですけどね、肝心なのはその場に応じた「見かた」があることです。

私の「見かた」は「光を見る」です。

そもそも人の目に入る情報は光なので皆さん自然と光を見ているんですが、

これを意識して見ると、結構面白いですよ。

CGパースにはGIという疑似光シュミレーション機能(あってるかな?)があります。

簡単にうと「光の反射を再現する」というモノです。これを使うとシーンが非常にリアルに仕上がります。

ただし使用するソフトによってその設定はシビアになり、さらに上をめざすのであれば

自分の感性で設定をチューンする必要があります。

この設定で「モノがどう光をうけてどう拡散、反射させているか」を普段から観察していないと

なかなかいい結果はでません。

また建築のディティールも普段から観察しておけばより隙の少ない絵にしあがります。

なんだかとっつきずらい話かもしれませんが簡単に上記を要約すると

「現実世界を再現するにはよく現実を観察する」ということです。

あれ、当たり前ですね、なんでこんなに文が長くなるでしょ?

これからデートなのでここらへんで切り上げます。

では、

tug